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​Educational activity

​教育活動

1.学部担当科目

2.大学院担当科目

3.専門ゼミナールの紹介

​4.過去の卒業論文題目

​5.主な卒業後の進路

6.専門ゼミナールの活動内容

1.​学部担当科目

精神保健(2019年前期に開講)

環境人間学フィールドワークⅠ(2019年前期に開講)

心理学B(2019年後期に開講)

教育相談(2019年後期に開講)

 

​2.大学院担当科目

臨床心理学特論(2019年前期に開講)

​3.専門ゼミナールの紹介

「心の諸問題の理解とカウンセリング」をテーマとする。臨床心理学の魅力は、心の悩みを理解することから得られた知見が理論のベースにあり、実践的有効性と直結している点にある。そこで、本ゼミでは、3 年生前期で、①心の諸問題や各種セラピーについての文献購読や体験演習(箱庭、夢、描画、アクティブ・イマジネーション)、②心の諸問題や各種セラピーをテーマにしたグループ研究などを行なう。3 年生後期から、③卒論に向けて、各自の興味や関心のあるテーマについて、新聞、書籍、論文などで調べたことを発表し、それについて意見を述べ合い、考えを深めていく演習を行なう。 テーマによっては、臨床現場に出かけて、子どもや当事者、援助者と関わることを通して、育ちの環境で起こっている現状を知り、具体的な支援を考えていく実践研究に取り組むこともできる。メンバ―同士が、共に感じ、受けとめる話し合いを行い、その在り様を深く理解していくことを大切にする。心の世界を言葉やイメージによる対話、想像力を手がかりに探ることによって、思いがけない気づきが生じる面白さを学んでほしい。

4.過去の卒業論文題目(昇順)

2019年度

「アニマルセラピーについての一考察-施設飼育型セラピーを行う通所介護施設での参与観察を通して-」
「動物イメージに焦点を当てた大学生の夢の検討」
「祖父母との関わりが子どもに与える心理的影響ー大学生の語りを通した検討ー」
「平成28年熊本地震における子どもの心のケア」
「挫折経験からの立ち直りの要因についての一考察」
「児童養護施設入所児にとっての学生ボランティアの役割-関わりから生まれる子どもの発言や反応に着目して-」

2018年度

「児童養護施設における学生ボランティア活動の課題とその解決のための一考察―施設心理士との話し合いの場を設ける意義―」

「風景構成法にみる内面的変化―大学1年生時と3年生時の縦断的調査―」

「夢と関わることについての一考察―集団調査、グループと個人の夢分析を通して―」

「きょうだい児支援の現状と課題―支援活動の普及を目指して―」

「箱庭制作過程における内的体験―玩具を置く順序に着目して―」

「子どもにとってのひとり親家庭―父親母親イメージと自己イメージを通して―」

2017年度

「きょうだいに対する嫉妬体験の受けとめと親の関わりについての一考察」

「大学生のデートDV被害の現状と対応‐被害を繰り返さないための認識に着目して‐」

「就職活動場面を想定したアサーショントレーニングの試み」

「児童養護施設における大学生のボランティア-継続的な活動にしていくために-」

「マンダラ描画を通した内的体験について―大学生に対する個人面談から―」

「児童養護施設退所者の心理的居場所についての一考察」

2016年度

「女子大学生の結婚観に伴う内的葛藤について」

「日本昔話における夢の心理学的検討」

「原風景の心理的意義-大学生を対象とした調査研究-」

「ふれあい恐怖的心性を持つ大学生の親子関係」

「『演じる』ことの心理的効果の検討‐ミソドラマを用いた実践研究‐」

「日本におけるアニマルセラピーの一考察‐日本人大学生の動物観の検討を通して-」

2015年度

「不登校・児童生徒の音を介した心の変化について」

「音楽と人の関わりについての一考察-SEKAI NO OWARIの歌詞が聴き手に与える影響-」

「児童養護施設入所児童に関わる大学生に求められている役割-児童養護施設Aでの夜間アルバイトを通して-」

「箱庭の世界を語ることの意義」

「大学生の生きづらさへの繋ぎ-啓発冊子作成を通して-」

2014年度

「大学生におけるデートDVの実態の把握」

「障害児・者のきょうだいの心理」

「東京ディズニーランドのリピーターの心理」

「夢分析-抑圧された感情への気づき-」

「親子関係と第二反抗期について」

2013年度

「箱庭療法を用いた自己表現の一考察」

「大学生が友人関係を形成していくプロセスとふれ合い恐怖的心性との関連についての考察」

「アクティヴ・イマジネーションの一考察~元型的イメージとの対話~」

「ひきこもりの家族関係についての一考察」

「能動的想像法における身体性についての考察」

2012年度

「ピアッシングと自己愛」 

「自己肯定感を考える~芸術との触れ合いを通して~」

「食と心のかかわり」

「父親の心理的意味についての一考察」

「体験から見る「自己肯定感」の正体」

「母娘関係」

「墓参りのもたらす心理的効果」

「いじめの傍観者・加害者~映画「青い鳥」を通して~」

「アダルトチルドレンの心の成長~自己分析を通して~」 

「映画『魔女の宅急便『にみる思春期のこころ」

「家族の根っこの心理的意味」

2011年度

「本当の自分を探す」

「共感的に生きるということ」

「人を嫌う感情を受け入れるということ」

「自己成長の手助けとしての夢分析」

​5.主な卒業後の進路

​兵庫県立大学の知の交流などでの研究発表

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兵庫県立大学知の交流シンポジウムにおいて、3年生が、研究発表を行っている。2018年度は「箱庭表現による体験型ワークの試み」(2018年9月26日.姫路市商工会議所)、2019年度は「夢見がもたらす発想とコミュニケーション~グループ夢分析を通して~」(2019年9月27日、神戸市商工会議所)という表題でポスター発表をした。2019年度は優秀ポスター賞をいただき、学生らにとって有意義な経験となった。

​児童養護施設におけるボランティア活動

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本研究では、子どもがすごしている臨床現場に出かけ、対話、遊び、学習支援などを通して、子どもの置かれている環境を肌で感じ取り、受けとめ、子どもの心に寄り添う関わりを実践的に学ぶことを目的としている。子どもの心を受け入れる暖かなまなざしと真摯に学ぶ姿勢が求められる。姫路市内の児童養護施設に在籍している子ども達への遊びや学習支援活動を通して、継続的に関わっている。

夢分析グループ

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本研究では、本研究では、夢見を個人またはグループで分析をすることで、心の深層についての理解を深めることを目的としている。古代より、夢見は、我々の意識を超えて、心の真実を知らせるメッセージと捉えられ、個人の心の治療に用いたり、個人や共同体の運命を指し示す予兆として重視されてきた。(Meiyer,C.A.1948/1986)。Freud,S.(1900/1969)は、夢見は「無意識への王道」であると考え、夢見を用いて、精神分析を行った。また、夢見が、科学的な発見や創造的な発想をもたらし、また、優れた芸術作品を生みだしてきたことが知られている。このように、夢見を認識していくことによって、人間の心の奥深さに気づき、自分や他者の心についての洞察を深め、人と人との関係づくりを促進させるのである。

​箱庭療法グループ

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本研究では、箱庭表現をグループで行うことの意義や可能性を探ることを目的としている。社会生活において、自分の思いを伝え、他者の思いを受けとめるコミュニケーションが重要である。こうしたコミュニケーションの能力は、個人の能力で決まるのではなく、関係づくりから生まれることを指摘している(貴戸,2011)。箱庭は、心理療法の1つであるが、自己の深い表現や、非言語的コミュニケーションが可能である。集団および個人での実施を組み合わせることで、メンバーの自己表現、相互理解やコミュニケーション力を育むことが可能である。

​描画療法グループ

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本研究では、風景構成法、バウムテスト、原風景画やマンダラ描画を描くことを通して、描画表現にみられる目にみえない心を感じ取り、自分や他者の心に対する理解を深めることを目的としている。絵の上手や下手は関係ないことを知ってもらうため、あえて左手で描いてもらうこともある。イメージ表現には、現在や過去の心の状態だけではなく、未来に向けたメッセージが表現されることもある。対象者に応じて、画用紙に枠があるか否か、描いてもらうアイテム、道具(鉛筆、色鉛筆かクレヨンか)にも様々な配慮が必要である。言葉では表せない何かを表現してみることで、心の浄化(カタルシス)が進み、思いがけない気づきが生じる面白さを体験してください。

​子ども・若者の生きづらさの理解と支援

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本研究は、子どもや若者らの心の悩みや生きづらさに対する理解を深め、その心理的支援の在り方や心理的支援につなぐにはどのような心理的社会的資源が活用していけるのかを検討することを目的としている。これまで、3年生の学生らが専門ゼミナールで、下記の事業に取り組んでいる。

2015年度 兵庫県若者の自殺予防支援補助事業「「NAYAMI NO OWARI~心の処方箋お届けします~」啓発漫画冊子の作成.

2014年度 兵庫県若者の自殺予防支援補助事業「いのち支え愛ガイドブック」作成して、2015年の兵庫県庁のホームページに掲載される。

​ミソドラマ・インプロビゼーション

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本研究では、心と身体は一如である、心は人間関係のなかで理解されるという考え方に基づき、身体表現を介して人間理解を深めることを目的としている。いじめや引きこもりなどは、個人というより、そこに関わる様々な人々との関係性に問題が生じていることが多い。そこで、関係者の即興の役割演技(ロールプレイ)を行なうことや、昔話や神話を題材を用いた心理劇などを行なうことで、こうした心の問題の理解を深めていく。身体で表現してみると、これまで思いもつかなかった視点に気づいたりする。

地域における治療文化の探究

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​本研究では、臨床心理地域支援を学ぶ目的で、地域を訪問し、そこで抱えている精神保健課題を聴取し、問題解決に向けた様々な地域の取り組みに関与していくことを目的としている。その地域における自然、歴史、文化、家族、人間関係の在り方の特徴を知り、その地域に残存している治療文化の意義を明らかにする。

​6.専門ゼミナールの活動実績

・公務員(国家/地方):財務省・兵庫県庁・姫路市市役所・神戸市役所・加古川市役所・相生市役所等

・商工会議所

・学校事務

・金融業(大手銀行・地方銀行・証券会社等)

・教育産業

・出版業

・人材派遣会社

・冠婚葬祭業

・旅行業

・イベント企業

​・不動産業

・一般企業(メーカー・商社)

・介護業界/医療事務

・認定こども園

・大学院進学・臨床心理学専攻大学院進学

​・その他 資格取得者 保育士資格取得(2名)

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